したい人
セミリタイア後はどこに住めばいいんだろう。全然イメージが湧かないなぁ。。
セミリタイアをした後は、家とその周辺エリアが生活の中心になります。
また、住む家のグレード・住むエリアによって、家賃含む生活支出額が大きく変動します。こういったことを考えると、
住む場所・住む家の選定がうまくできるかは、セミリタイアの成否に直結する
と言っても過言ではありません。
この記事では、セミリタイア後の住居を正しく選ぶために、考えておくべきポイントについて解説いたします。
セミリタイア後は持家?賃貸?

セミリタイアと「賃貸」は相性がいい
持家派・賃貸派の議論は大昔からなされていますが、確定的に「どちらがお得か」という答えは出ていません。
「どちらが得か」は、家族構成・場所その他諸条件によってかわってきますし、損得では測れない「価値観」も影響するため、今後も答えは出ないものかと思います。
ただ、「セミリタイア後の住み家」に限ると、私は賃貸派に優位性があると考えています。
その理由は、セミリタイア(とりわけFIRE)した人にとって余生は長く、セミリタイア時点で「一生住む場所・家」を決めてしまうのはリスクが高いからです。
- 時々の収支状況・家族構成によって、住居のダウンサイジングができない。(安定的な給与収入がない中これは致命的。)
- セミリタイアで「時間的自由」を手に入れても、「場所の拘束」を受けることになる。
上記、持家を買うデメリットはセミリタイア達成者にとって小さくありません。
長い余生、時間はたくさんある、新たにやりたいことができるかもしれない、海外に住みたくなるかもしれない。そんなセミリタイア生活で「住む場所を変えられない」という不自由を背負っていることは大きな重荷となるかと思います。
「終の棲家」を選べるのであれば「持家」もあり
一方で、持家派には住宅ローン完済後の「住居費を払わなくていい安心感」があります。
セミリタイア時点で「終の棲家」を選ぶ自信があれば、持家もありかと思います。
実際にセミリタイアをした方の中には、地方の中古戸建をローン無しで一括購入し、悠々自適、幸せな生活を送っている方もいらっしゃいますね。
最後はその人の価値観、というところです。
購入の際には、よくよく精査して物件を選ぶ必要がありますね。
セミリタイア後に住む場所の選び方

持家/賃貸 どちらに住むか決まれば、次は住む場所を選ぶことになります。
住みたいエリアを決める
まずは、ざっくり住みたいエリアを決めましょう。
- セミリタイア後は故郷に帰りたい
- 沖縄あたりで悠々自適に過ごしたい
- 家族・友達と定期的に会えるくらいの場所に住みたい
いろいろな考えがあるかと思いますので、同居人がいる場合はしっかり話合って決めましょう。
住みたい街を決める(住みよさランキングを活用)
続いて、住みたいエリアの中で「住みたい街」を決めます。
毎年、東洋経済が「都市データパック」という都市別の特徴をまとめた書籍の中で「全国住みよさランキング」を発表していますので、住みたい街がぱっと思いつかない方は参考にしてみましょう。
値段が張るので最寄りの図書館で借りてください。私も図書館で借りて読みました。
ちなみに、2020年度版の住みよさランキング1位は、「石川県野々市市」。1~10位までのランキングのうち、6都市を北陸勢が占めています。
首都圏では、2位の文京区、3位の武蔵野市が上位に顔を出してますね。
住宅費・国民健康保険料を調べる
住みたいエリアのうち、住みたい街を決めたら、最後にその街の住宅費相場が自分のセミリタイア後の予算に見合っているか、確認しましょう。
また、大事だけど忘れがちなのが、その街の国民健康保険料です。
同じ都道府県内でも、街によって国保料は異なりますので、事前に確認しておくことをお勧めします。
家賃相場・住民税率は以下のサイトから確認できますので、参考にしてみてください。
◇ 家賃相場(Suumo): https://suumo.jp/chintai/soba/
◇ 国民健康保険料(自動計算サイト):https://5kuho.com/keisan/

住みたい街が決まり、住宅費の確認ができれば、引っ越しましょう。
もし住んだ場所が自分に合わなければまた気軽に引っ越せるのが賃貸派の強み、持家派はしっかり下調べをして引っ越しをしましょう。

セミリタイア後に海外移住という選択肢も

セミリタイアした方の中には、タイやマレーシアといった国で暮らす方もいらっしゃいます。
海外で暮らすメリットは、とにかく安く生活できる、ということ。
タイ チェンマイのコンドミニアムは、家具家電・プール・ジム・サウナ付きで月35,000円 という価格設定が一般的だそうです。

次の本では、タイ移住のすばらしさ、注意すべき事が実際に移住した人の目線でわかりやすく書かれています。
私もセミリタイアしたのち数か月~数年は、タイのチェンマイで暮らしたいと考えています。いろいろ夢を搔き立ててくれた素晴らしい本でした。
住む家の選定はセミリタイアの成否に直結する
冒頭でも述べましたが、住む家・住む場所をうまく選べるかどうかは、セミリタイアの成否に直結します。
せっかくセミリタイアしても、住む家を間違えると、「夢のセミリタイア生活」とはならないかもしれません。
この記事が、皆さんの家選びの一助となれば幸いです。
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