必要額シミュレーション

【徹底解説】セミリタイアに必要な資産・貯金はいくら?(FIREへの第一歩)

仕事を辞めたい人

いくら貯金したら会社を辞められるんだろう。。できるだけ早くセミリタイアしたいけど…。

そんな方に向けて、あなたのセミリタイアに必要な資産額の計算方法を解説します。

もっての☆ほかお

考えてみると、人それぞれ資産額・生活費が違うのに【60歳で一律定年退職】は不自然ですよね。

そもそも、60歳まで働かなくていい人、70歳まで働かないといけない人がいて然るべきなのです。

セミリタイアに必要な額は次の式で求められます。

(年間生活費 - セミリタイア後の年間収入) × 25
+ 特別支出

それぞれ順番に、簡単に解説していきますますので、ご安心ください。

  • 人生の大半を「会社への奉仕」に捧げたくない
  • 好きなことだけをして自由に生きていきたい
  • 健康を犠牲にして働く日々に終止符をうちたい
  • シンプルに会社に行きたくない

そんな方は、本記事に沿って「いくらあれば会社を辞めることができるのか」を計算してみましょう。それでは解説していきます。

この記事の著者
おなまえ

セミリタイアブロガー

もっての☆ほかお

motteno-hokao

プロフィール

『セミリタイアのすべてが分かる』をコンセプトにブログ運営中
東証一部上場企業のアラサー会社員(人事担当者)
2023年9月 セミリタイア予定
2021年2月 資産額 2,156万円
プロフィール詳細

セミリタイアに必要な資産・貯金の計算方法

セミリタイアに必要な額は次の式で求められます。

(年間生活費 - セミリタイア後の年収) × 25
+ 特別支出

(年間生活費 ー セミリタイア後の年間収入)は、あなたの年間の赤字額です。

これに「25をかけた額」に、今後の人生で起こりうる特別な事象(結婚・出産・介護等)に必要な費用を足し合わせた額が、あなたのセミリタイアに必要な資産額となります。

セミリタイア
したい人

年間の赤字に「25をかけた額」…?
それだと25年後に資産が底を尽きるんじゃないの?

そんなことはありません。

リタイア後の資産推移を調べた米トリニティ大学の研究(トリニティ・スタディ)では、研究の結果を次のように結論付けています。

  • リタイア後、毎年、資産の4%を取り崩して生活すれば、30年後、96%と高い確率でリタイア後の資産が尽きることはない
  • それどころか、中央値ベースで資産は3倍近くに増えている

リタイア資産を株式・債券に50%ずつ投資した場合

株式・債券の運用益を加味すると、25年以上経っても資産が底を尽きることはない、ということですね。

【4%を取り崩して生活する】ということは、【生活に必要な額の25倍の資産が必要】 と言い換えることもできます。

もっての☆ほかお

トリニティ・スタディは、1926年~1995年の70年間の市場データを元にした研究ですが、その後の研究で随時アップデートされています。

中央値ベースで資産が3倍…夢がありますね!

ちなみに、トリニティ・スタディでは、【株式75%、債券25%】のポートフォリオとした場合が、リタイア成功確率が最も高かった、と言う結果がでています。

詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。

セミリタイアに必要な資産額はいくら?FIREの新常識【4%ルール】を解説 セミリタイアしたい人 リタイアするにはいくら必要なんだろう。。 もっての☆ほかお 「年間支出の25倍の資産が必要」とい...

ここからは、具体的な計算方法を解説していきます。

① 年間生活費を確認する

年間生活費は、セミリタイア後にあなたが1年間で使うであろう生活費のことです。

  1. まずは、家計簿をつけて現在の年間生活費を把握
  2. セミリタイア後に大きく変動する費用(移住する場合、住居費等)を修正

上記の順番で算定をすればOKです。

家計簿を
つけられない人

家計簿…どうしても続かなくて。。

そんな方にお伝えしたいのは、【家計簿は、セミリタイア後にも必ず使う必需品だ】ということです。

もっての☆ほかお

資産を取り崩す段になって、「毎月いくら使ってるかわからない」状態は致命的ですからね!

マネーフォワードを使うと、ほぼ自動で家計簿をつけてくれるので便利です。

セミリタイアに家計簿が必須となる理由は、次の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はご覧ください。

【セミリタイアの必需品】家計簿のメリットと続けるコツを解説 セミリタイアしたい人 家計簿ってつけた方がいいことは知ってるけど、続かないんだよね。 公益財団法人「家計経済研究所」の調べによ...

家計簿はできれば1年間しっかりつけていただきたいのですが、最初は1か月分つけてみて、それを12倍した額を「年間生活費」としても構いません。
(適宜アップデートしていってください。)

「セミリタイア後に大きく変動する費用を修正」は例えば住居費です。

リタイア後に引っ越しなどを予定している方は、引っ越し後の住居費を「年間生活費」としましょう。

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生活費の安い「海外セミリタイア」を予定している方は、次の記事を参考に、年間生活費を計算してみてください。

「海外セミリタイア」おすすめの国3選【移住後の生活費も解説】 セミリタイアしたい人 セミリタイアしたいけど、金銭面でのハードルが高すぎて…あきらめるしかないのかなぁ。 誰もが憧れる「セミリ...

② セミリタイア後の年収を算出する

「セミリタイア」は、リタイア後の「ストレスのない最低限の労働」を前提としたリタイアメントスタイルです。

セミリタイア/アーリーリタイア/FIREの違いは?図解で解説! サラリーマンの憧れ「セミリタイア」。 しかしこのセミリタイアという曖昧な表現、一体どういった状態を示すか、説明できますで...

  • 社会とのつながりを維持する目的のアルバイト代
  • 会社員時代に趣味で始めたブログによる収入

等、セミリタイア後の収入として計算できるものを、できる限り正確に算出してみましょう。

よくわからない方は、

自分が働いてもいいと思う時間数 × アルバイトの最低賃金

で求める方法がおすすめです。

私の場合、セミリタイア後も、【週3日×5時間】は働いていいと考えているため、次のとおりとなります。

セミリタイア後の最低年収 
=(3日×5時間)× 4週間 × 12か月 × 最低賃金1,013円
= 729,360円 / 年

全国の最低賃金は厚生労働省のHPをご参照ください。

【参考①】退職金の受給額も確認しておこう

会社を辞める際には「退職金」がもらえる場合が多いので、参考までに触れておきます。

退職金は、セミリタイアと同時に得られる大きな収入となります。

全ての会社員が「自分の退職金がいくらになるか」を事前に知ることができますので、次の記事を参考に計算してみてください。

【給与のプロが解説】退職金はいくら貰える?平均は?手取りは? 退職金の受給額が知りたい人 退職金って手取でいくらもらえるの? 東証一部上場企業で給与支給業務に従事する私が解説します...

【参考②】失業手当の額も確認しておこう

セミリタイアが目的で会社を辞めたとしても、「失業手当(雇用保険の基本手当)」を受給することができます。

ざっくりと、退職前の給料の50%~80%程度の額が、90日~150日の間、受給できます。

セミリタイア
したい人

「セミリタイア」でも失業保険ってもらえるの?どうやって?

そんな方は次の記事を参考にしてみてください。

セミリタイア後に失業手当をもらう方法【具体的な手続きも解説】 セミリタイアしたい人 セミリタイアした後に【失業手当】…もらえるのかな。。 そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょう...

③ 特別支出額を算出する

「特別支出」は、セミリタイア後の人生において、支出することが見込まれている費用を指します。

結婚・子育て・介護などに係る費用がこれにあたります。

代表的なものと、平均的に書かる費用は次のとおりですので、参考にしてみてください。

結婚費用: 467万円 / 1回
 (ゼクシィ 「結婚トレンド調査2018」より)

出産費用: 51万円 / 1回
 (公益社団法人 国民健康保険中央会「出産費用 平成28年度」より)

教育費用:1,049万円 / 1人
 (文部科学省「子供の学習費調査(平成28年度)」より)
 ※ 子ども1人あたり, 幼稚園から高校まで公立、大学のみ私立の場合

介護費用:494万円 / 1人
 (生命保険文化センター「H30生命保険に関する全国実態調査」より)
※ 平均期間4年7か月 × 平均費用7.8万円/月 + 一時費用69万円

もっての☆ほかお

特別支出は「自分のケース」に落とし込んで考えることが大切です。
例えば介護費用。厚労省の調査によると、5割強の回答者が「親の介護費用は親自身が負担している」と回答しています。親の介護費用まで準備しておく必要があるのか、自分の分だけでいいのか、事前に確認しておきましょう。

【パターン別】セミリタイア必要資産額 シミュレーション

ここまで説明した方法で、パターン別に必要額を計算すると次のようになります。

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セミリタイア必要額の目安にしてもらえればと思います!

生活費は、総務省統計局の「家計調査」を参考に算出。緊急費等は世帯の状況に応じて個別算定しています。

詳しい計算の内容については、以下の記事をご参照ください。

【パターン別】セミリタイア必要資産額 徹底シミュレーション(解説あり) 仕事を辞めたい人 セミリタイアにいくら必要か…なんとなくの目安が知りたいなぁ。 そんな方に向けて、あな...

まとめ: セミリタイアの準備は「必要資産額の計算」から始まる

本記事では、「セミリタイアに必要な資産額」を解説してきました。

具体的には、

  1. 家計簿から年間生活費を算出する
  2. セミリタイア後の年間収入を算出する
  3. 今後のライフプランから特別支出を算出する

上の①~③の結果から、次の式にあてはめ計算します。

(年間生活費 - セミリタイア後の年間収入) × 25
+ 特別支出

セミリタイアの準備は、何よりもまず、この【必要資産額の計算】から始まります。

そしてこの計算は、何度も何度でもやり直して、ちょっとずつ・より正確なものに近づけていくことが大切です。

※ 必要資産額を、いかに早く貯めきるか、については、また別で記事にしたいと思います。

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もっての☆ほかお

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ともにセミリタイアを目指していきましょう!

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