今日も終電帰りだ・・・家帰ったらカップラーメンでも食べて寝よう・・・
日々、節々に異常を感じながらも働き続けている人も多いのではないでしょうか。
私自身も今は頭が痛くても、お腹が痛くても、やらなければならない仕事があればロキソニンで騙しだまし働いてしまう人間の一人です‥。
しかしこういった無理も積りに積もると健康寿命を縮め、人生で本当にやりたかったことができなくなってしまいます。
本日は早くセミリタイアしたいと考える大きな理由である「労働が健康与える影響」について取り扱います。
持続的な交感神経優位:血管収縮、血液の詰まり

会社にいると「よし!やってやるぞ!!」
と家ではあまり感じないようなテンションになることはありませんか。
そんな日は帰宅後もしばらくは興奮状態が続き、なかなか眠れないこともあるのではないでしょうか。
これは仕事中、活発な活動を促進する交感神経が優位に働いていることによるものです。
交感神経は緊張状態や活動しているときに優位に働く神経、副交感神経はくつろいだりリラックスしているときに優位に働く神経です。このバランスが健康的な生活には重要です。
交感神経が優位に働くことによって、人間は活動的になり仕事をガーっとやろうという気分にもなるのですが、交感神経は血管を収縮させる作用があります。
そのため、長時間張り詰めた労働を続けていると血流が悪化し、心臓や脳の血管が詰まりやすくなってしまうのです。
遅い夕食時間:睡眠の質低下、逆流性胃腸炎、肥満

朝・昼の食事時間はある程度コントロールできても、夕食時間はどうしても残業時間に左右されてしまっている方も多いのではないでしょうか。
私も、仕事のない日は極力19時に夕飯をとるようにしているのですが、仕事のある日は22時まで残業で、帰宅後の23時から夕飯という日もあります。
特に夕食後にすぐに寝ることは大きなデメリットがあるといわれています。
まず、食べてから食べ物の消化には2時間程度かかるといわれているため、食後すぐに就寝につくことは内臓が動いている(起きている)状態で眠りにつくことになり、眠りが浅くなりがちになります。
また、胃の中に食べ物が多く入った状態で横になると逆流性胃腸炎の原因にもなるので注意しましょう。
更に、食後すぐに眠ってしまうとカロリー消費が進まないまま溜め込まれてしまうため、肥満や糖尿病等の生活習慣病にもつながります。
食後は最低2時間は眠らないのが望ましいといわれています。
長時間座りっぱなし:慢性肩こり、視力低下、血流悪化

長時間同じ姿勢で働いていると、慢性的な肩こり、腰痛、眼精疲労等の影響がでることは皆さんも日々感じていらっしるでしょう。
更に、長期的にみても「一日に11時間以上座っている人は、4時間未満の人に比べて死亡リスクが40%以上も高く、平均余命が短くなる」というオーストラリアの研究機関の調査結果もあります。(van der Ploeg HP et al. Sitting time and all-cause mortality risk in 222,497 Australian adults. Arch Intern Med, 2012; 172: 494-500.)
WHOは2011年に「(座りすぎは)世界で年間200万人の死因になっている」と発表しています。
座っていることによって、血流が悪化、特に、体の中でいちばん大きな筋肉である「大腿四頭筋」(太もものうらの筋肉)が押しつぶされ動かない状態が続くことで、全身の代謝に影響がでると言われています。
人間関係ストレス:生活習慣病

適度なストレスはパフォーマンスやモチベーションを上げるうえでも必要なものとされています。
一方、過度なストレスが積もると暴飲暴食や喫煙など、不健康な生活習慣を誘発することもあり、生活習慣病のリスクを高めてしまうことになります。
また、不健康な生活習慣だけでなく、ストレスを感じることによって体内で生成されるコルチゾールは、アドレナリンを放出し交感神経を活発にするホルモンです。
これが常態的に放出されると高血圧や高血糖などの心身症を引き起こすこともあります。
セミリタイアで健康寿命を延ばそう
将来の健康状態は今の生活習慣の積み重ねです。
早く自分の心身にとって無理のない生活をできる環境に身を置く手段の一つとしてセミリタイアは有用だと改めて感じました。
セミリタイア後のより良い人生をイメージしながら、これからも日々頑張っていきましょう!

本日は以上となります。
興味がある方はこちらもどうぞ。セミリタイアの先輩方のブログです
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